当ブログについて

当ブログへようこそ!

今回のSTAP騒動や、各種の不正指摘によって、日本の科学研究が混乱し、停滞しかねないことを危惧しております。

公正な報道をしているメディアが少ないことで、誤解が誤解を生んでいるような状況になっていると思います。日本全体が一種の集団催眠にかかっているような状況とも言えます。

もちろん正しい報道をしているメディアもありますが、非常に少ないことが残念です。

私自身が、いろいろな報道や解説を読んだり聴いたりした中で、最も分かりやすく、正しい解説をされているのは、『武田邦彦先生のブログ』です。

武田邦彦先生のブログ』を、少しでも多くの人に知って頂きたいと考え、この『STAP騒動の正しい解説』というブログを開設することにしました。

 http://stap-jiken.blogspot.jp/

私自身は、右でも左でもなく、平和主義者でありたいと考えています。

武田先生の解説を、最初から最後まで視聴すると、科学研究および科学の常識についての認識が深まり、STAP騒動の真相について、理解が出来るようになると思います。

まだ、未完成のブログですが、随時、アップデートしていくつもりです。
今後は、このブログでSTAP騒動に関する情報を発信していきます。


尚、当ブログは、Googleが無料提供しているBloggerサービスを利用して作成しています。

当ブログは、私一人で作成していますが、Bloggerブログの長所の一つとして、複数人で一つのブログを更新することも出来ます。

従って、あたかも一人で作成しているように見えても、実際には組織的な多数の人が作成している場合もあります。

尚、当ブログの開設日は2014年05月03日ですが、2~4月の記事は、ブログ記事の作成日付に合わせて公開日付を設定しています。

2014年05月03日
多賀 松男
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STAP事件の現状を見て思うこと

2014年05月08日
多賀 松男


私はSTAP論文について、不正では無いと思っています。

しかし仮に、論文が不正ならば、特許も不正です。
つまり、論文(小保方さん)が不正ならば、特許(理化学研究所)も不正となります。

論文は問題があったとしても、読まなければ良いだけのことです。
しかし、特許は法律に違反する可能性があるので問題が大きいと思います。

特許法で、(詐欺の行為の罪)第百九十七条 詐欺の行為により特許、特許権の存続期間の延長登録又は審決を受けた者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。となっています。

特許の審決を受けるまでの猶予はありますが、道義的な問題があります。
従って、論文が不正ならば、特許を出願した理化学研究所の方が、より大きな不正を犯していることになります。


理研が特許を取り下げないで、論文については取り下げ勧告するということは、STAP細胞の発明は正しいが、論文の書き方が悪かったということです。

そして、理研内で再現実験に成功したら、理研のシニア研究者が論文を出して、研究者としての名誉は貰う、と言っているように思えます。
(小保方さん抜きでは、成功しないと思いますが・・・。簡単に成功しないからこそ大発見なのです)


一連の問題を、一般常識で考えてみると、小保方さんの論文作成ミスに比べて、理研の経営陣の経営判断ミスの方が、同じミスでも国民への被害が大きいと言わざるを得ません。

つまり、論文の作成ミスや論文作成時の不正があったとしても、日本の国民にとっては、多少の間接的な被害はありますが、それほど大きな被害はありません。

論文が正しければノーベル賞もので、STAP細胞が国民に夢と希望を与えてくれます。
論文が正しくなければ、残念だけれども、引き続き研究を行って、STAP細胞を見つけて欲しいと、ほとんどの人が思っています。


一方、論文疑惑への対応による理研経営陣の経営判断ミスは、今回のようなSTAP騒動を引き起こし、日本の科学研究を混乱させて、30歳の若い研究者を追放すると共に、国内トップクラスの数人の研究者を窮地に追い込み、国益を大きく損ねています。

また、この問題対応に関する費用や損害は、すべて税金であり、税金の無駄遣いも甚だしいのです。
しかも、まだ問題は解決しておらず、今後、法廷闘争などがあれば、より税金の無駄遣いが発生するのです。

どうして、このような事になってしまったのでしょうか?


原因はいくつもあるでしょうが、経営陣の経営判断ミスが、最も大きな原因だと思います。

論文疑惑の調査において、今回は突発的な問題であったので、3月14日の「STAP細胞 研究論文の疑義に関する調査の中間報告」までは、普通に考えてそれほど違和感はありませんでした。

ところが、4月1日の「STAP細胞 研究論文の疑義に関する最終報告」は、あまりにも拙速であり、「小保方研究員の研究不正行為があった」との結果報告には、本当にビックリしてしまいました。社会も180度ひっくり返りました。

この時、まだ調査時間は十分にあったはずなのに、数ヵ月かけて十分な調査と、社会への影響についての多方面から分析、検討を行って、最終的に経営判断をすれば良かったのにと、非常に残念に思います。

つまり、小保方さんが「不服申し立て」をするような状況での発表は差し控えるべきであったのです。
普通の会社では考えられないことです。大きな経営判断ミスと言わざるを得ません。


何故、経営陣は拙速にも、このような結果を発表したのか非常に不思議です。


何らかの「政治的な圧力」、「特定国立研究開発法人の認定」、「研究不正のガイドライン見直し」、などと関係があったとしか思えません。あるいは、もっと大きな秘密の問題があるのかも知れません。

この重大な結果発表によって日本国内だけでなく、世界的にも驚くような事態になることが、なぜ理解できなかったのでしょうか?、それとも理解していて発表したのでしょうか?

何故、理研内でもっと小保方さんや共著者の研究者に、よく聞き取り調査を行って、全員が納得できる形にした報告をすることが出来なかったのでしょうか。

STAP細胞という世紀の発見に比べて、若い研究者の論文の作成ミスなどは些細な問題であり、最終報告の発表方法を工夫すれば、不正ではなく初歩的ミスとして発表することも出来たと思います。

一般常識のある人なら、今回の大発見を考慮すれば、論文の不正やミスを責める人は少なかったと思います。

一部の批判があったとしても、これほどの問題にはならなかったのです。

どこの世界でも、人の粗探しをする人はいるものです。
また、善意で研究不正を追及している人もいるとは思いますが、今回の論文内容の素晴らしい点を考慮すれば、一般社会は許すものです。

人間は誰でも、若い時にはミスをしているのです。
つまり、理研が不正だと決め付けなければ、小保方批判がこんなにも出ることは無かったのです。


小保方批判が出るということは、最終的には、それ以上の批判を、理研が受けるということに気付かないことが、問題を大きくしてしまったように思います。

つまり、理研内の所員を経営陣が切り捨てるという形の処分は、日本人としての心が許せないのです。
経営陣が批判を受ける覚悟を持って、理研内の若い研究者を庇う方が自然であり納得できるので、社会は受け入れやすかったのです。





外部の有識者でつくる理研「研究不正再発防止のための改革委員会」による記者会見【2014/6/12】(全録動画)を見て感じたこと

(研究不正再発防止のための提言書)


委員長ならびにメンバーは、立派な方々とは思いますが、「研究不正再発防止のための提言書」には違和感を感じます。

「論文作成ミス」を「研究不正」と決めつけていますが、そもそも今回の件が、本当に研究不正と言えるのでしょうか?

最初から研究不正を前提にした「研究不正再発防止のための提言書」は、検討不足ではないでしょうか?

先ず、理研が組織の責任で特許を出願しているほどのSTAP研究が、一般常識で考えて、一個人の研究不正ということがあり得ますか?

つまり、論文の著者全員がSTAPはあると考えて行動していたのです。
その結果、STAPの発明は正しいが、論文作成時にミスがあったということが、現在の状況です。

理研の規程で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず「研究不正」とされたことに対して、小保方さんサイドは承服していません。

裁判で決着していれば話は別ですが、理研の調査委員会の、一個人に対して「研究不正行為があったという結論」こそが問題なのです。

若い研究者が、論文作成時にミスをすれば、解雇になるほどの罰を受けるということは、一般常識とかけ離れています。
論文とは、そのようなものでしょうか?

ご自分達は、若い時にミスしたことは無いのでしょうか?

それに、論文が取り下げられたから、STAPはもう無いといっている先生の説明も変です。

STAP細胞作成のアイデアこそが論文のキモであることは、科学者でなくても分かります。

一度、公開された論文内容は既に公知となって、アイデアは公開されたのです。



今、思うこと

2015年10月23日

最近、小林秀雄先生の講演CDを何度も拝聴しています。
43年ほど前(昭和49年8月5日、鹿児島県霧島にて)の講演(信ずることと考えること)の一部です。

現在でも、集団(マスコミ・学会・ネットの匿名記事)の恐ろしい力、インテリなども同様ですね。
本当によく理解できます。


小林秀雄「なぜ徒党を組むのか」



小林秀雄 講演 第2巻―信ずることと考えること
  (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻)  – 2004/1 小林 秀雄 (著)
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¥4,320から
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このCDは昭和49年8月、夏期合宿の学生相手に講演したもので、小林秀雄先生の貴重な生の声が録音されたCDです。

内容は
CD1(56分):
1 ユリ・ゲラーの念力
2 ベルグソンの哲学
3 近代科学の方法
4 魂について
5 文学者・柳田国男

CD2(62分):
1 信じることと知ること
2 なぜ徒党を組むのか
3 質問の仕方
4 「考える」ということ
5 日本の神道
6 親と子
7 歴史は鏡 
8 感受性は育つ 

小林秀雄「科学する心」



小林秀雄講演 第1巻―文学の雑感
 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 1巻)  – 2004/1 小林 秀雄 (著)
新品価格
¥4,320から
(2015/10/27 00:35時点)

内容
CD-1(76分)
1.タバコをやめた話
2.クスリについて
3.山桜の美しさ
4.大和魂は女コトバ
5.文章について
6.歴史と人生

CD-2(57分)
1.日本の神
2.審美眼
3.物のあわれを知ること
4.自己をみつめる
5.大和心の意味
6.天皇のこと
7.無私を得る道
8.科学する心







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